クリックで救える命がある。

リベリアの学校の写真

リベリアでの学校建設プロジェクト

現地リポート&校舎完成のご報告

2008年5月7日〜7月4日に実施した2億クリック達成スペシャル企画第1弾では、
リベリアの学校建設のために必要な100万クリックを達成しました。
dffが、リベリアで活動するピースウィンズ・ジャパン(PWJ)に100万円を寄付し、
2009年5月、リベリア北西部ロファ州のゾルゾル郡にあるゲイフロ・デビー小学校校舎が完成しました。
皆さまのご協力、本当にありがとうございました!

2009年5月アフリカ・リベリアに校舎が完成しました。

あい校舎、完成しました!

「リベリアでの学校建設プロジェクト」として建設が進められていた、リベリア北西部ロファ州のゾルゾル郡にあるゲイフロ・デビー小学校校舎が、2009年5月、ついに完成し、6月20日には完成を待ちわびていた地元の村への引渡式を行いました。
この事業は、学校を自分たちの手で作ろうとしていた地域住民たちの積極的な気持ちを活かそうという考えから、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)の資材提供と技術指導のもと、住民自らが作業に取り組むというユニークな形で進められました。
住民には内戦で自分が学校に通えなかったという過去を持つ人々も多く、子どもたちには学校へ通わせてあげたいという強い願いを持っています。作業時期は農繁期と重なっていたにも関わらず、農作業の合間を縫って建設作業に取り組んだ人々の熱意によって、子どもたちが夢を育む真新しい校舎が誕生しました。
校舎には、この企画のためにオリジナルチャリティーソング「カケラ」を書き下ろしてくれた川嶋あいさんの名前をとって、「あい校舎」と名前がつけられました。
生徒の皆さんも先生も、あい校舎で勉強することを楽しみにしてくれています。

あい校舎の写真

引渡式の様子

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地域の人々が集まって、新しい校舎の前でパシャリ。

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6月20日に行われた待望の校舎引渡式。
嬉しい笑顔と拍手に包まれました。

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川嶋あいさんの大きなポスターも額に入れて寄贈されました。

リベリアってどんな国?

リベリアはアフリカ西部の海に面した国です。国名はラテン語で「自由な」を意味するLiberに由来すると言われています。1847年にアフリカ最初の共和国として独立し、19世紀初頭、アメリカから開放された奴隷の移住地として発展しました。天然ゴム、鉄鉱石の生産が盛んであるほか、海運国でもあり、リベリア船籍の船を持つ日本企業が多いことでも知られています。 1980年以降、政治の混乱により激しい内戦が続いたリベリアでは、たくさんの人が巻き込まれて命を失い、また、80万人ともいわれる人々が、故郷を離れ、国内避難民・難民となりました。経済は崩壊し、学校や病院をはじめとする多くのインフラも破壊されました。やっと内戦が終了した現在は、国の再建が急がれています。

リベリアの地図

Report

人々の暮らし

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ピース ウィンズ・ジャパン
リベリア駐在スタッフ
三浦真穂さん

リベリアは、熱帯気候ですが、標高が高いところでは、夏でも朝晩は肌寒くなるので、上着を羽織ります。 リベリア人にはいろんな部族がいて、それぞれ特徴的な習慣を持っています。公用語は英語ですが、「リベリア英語」と呼ばれている、語尾を発音しなかったりする独自の英語?です。慣れるまでさっぱりわかりませんでした(笑)。英語を母国語とする外国人にもなかなか理解できず、最初は部族語だと思うようです。

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食事はキャッサバや芋の葉をつぶして作ったおかずとお米です。特別な日などは肉や魚も食べます。この日は魚と鶏肉が入っていました。大量のパーム油で煮込むのがリベリア料理の特徴です。この一皿も、実はひたひたの油が入っています。パーム油は赤いため、食べると口の周りが真っ赤になります。

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人々の暮らしは貧しく、内戦が終わった現在もたくさんの問題を抱えています。それでも子どもたちは元気いっぱい。大きな子も小さな子もいっしょになって、泥んこになりながらみんなで遊びまわります。日本では見られなくなった光景です。

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Report

リベリアの学校ってどんな風?

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ピース ウィンズ・ジャパン
リベリア駐在スタッフ
三浦慕さん

義務教育は、小学校6学年です。公立校でしたら無料で授業を受けることができますが、制服や文房具は家族が購入しなくてはいけません。首都モンロビアには、複数の私立、公立校があり、設備がかなり整っている学校もあります。しかし地方では、掘っ立て小屋や、わらぶきの建物での授業も珍しくありません。 地方に行くとこうした施設での授業風景がよく見られます。

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制服はそれぞれの学校によって違います。ピンクのシャツの制服を最初に見たときには驚きましたが、アフリカ人の肌には似合っている気がします。

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リベリアの子どもたちの声

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Joseph Kotto(ジョセフくん)  11歳  5年生

読書と音楽が好きです。将来はお医者さんになりたいです。日本の皆さんのご協力で、私たちの学校が修復されて、とてもうれしいです。でも化学実験室やきちんとした教科書がないので、そういうのも支援してくれるとうれしいな。

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Theresa Fallah(テレサちゃん)  16歳  5年生

読書とダンスが大好きです。将来はお医者さんになって、たくさんの病気の人たちを治したい。私たちの学校は教室や図書館が足りません。作ってくれると、とてもうれしいです。

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Isaac Fayiah(イサックくん)  10歳  3年生

読書とサッカーが好きです。将来はパイロットか大工さんになりたいな。学校に通うためには制服や教科書が必要ですが、両親が貧しくて、買ってもらえません。

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Anita Borwah(アニタちゃん)  12歳  2年生

私はバレーボールと読書が好き。日本の皆さんはお友達だと思っています。私の村に、家を建てるための資材などを配ってくれました。私たちの学校に教科書や医薬品、たくさんの食べ物などがもっとあるとうれしいです。

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